2009年 01月 27日
時をフラヌリ
メインのパソコンがまさかの故障中です(回線が繋がったと思ったら・・;)。データは全てメインに入っているため、お遊びは小休止。お陰で本業が捗っていますが(笑)。
新年から故障続きで、実は、私も、ここ暫く、腸炎を患っておりました。今夜は鍋焼きうどんと姉が熊本から送ってくれたデコポンを食べたら、胃がだいぶ落ち着きました。ほっ
が、ねてもいられず、日曜日は、息子の「初舞の会」(如水会館にて)へ。英扇さん(お師匠さんのお嬢さん)が鹿児島へ嫁がれるというので、おふたりで記念に舞われた「越後獅子」の素晴らしかったこと。母から娘へ、娘から母へ、無言のメッセージを舞に感じ感激いたしました。
「初舞の会」の後は、ひさしぶりに山の上ホテルへ行きました。
相変わらず感じのよいホテルです。デザートに食べたプリンはプリンの王道!
この近くに息子が通っている大学もあります。
食後の運動に神保町本屋街をフラヌリ(遊歩)。
娘は中国語図書の専門店で参考書を買い(大学では中国語を選択予定)、私は東京堂書店で鹿島茂さんのご本を購入。
「パリの秘密」鹿島茂
日仏会館の図書館で読んだことがありましたが、サイン本でしたので(笑)記念に。「パリの秘密」は、私の宝物と言える「パリの動物誌」に出合うキッカケをつくってくれた思い出の本です。
そして、仕事をしながら最近みた映画は・・
「ぜんぶ、フィデルのせい」
「キミのためなら千回でも」
「かつて、ノルマンディで」
「かつて、ノルマンディで」のみノンフィクションですが、「神の声を聞いたから」と母親と弟妹を惨殺してしまう。1835年に実際にフランスで起こった事件です。この事件を元に、30年前、映画「私ピエール・リヴィエールは母と妹と弟を殺害した・・・」がつくられました。知りませんでした。俳優は、リアリティを出すために全て素人、地元の農民を起用。是枝監督の映画に通じるものを感じます。
「かつて、ノルマンディで」では、実際に起こった殺人事件と初めての映画作りに翻弄された農民たちの"今"をドキュメンタリータッチに描いています。私は、犯人ピエール・リヴィエールの獄中記をみて、その美しさに驚きました。犯行に至った経緯とその一部始終がそれはそれは美しい文字で綴られていて、聖書の写本のようだと思ったのでした。妙な感覚に陥りました。
「僕はリヴィエールを演じながら次第に彼のことが好きになってきました」
犯人役を演じたムッシュは今はハイチで伝道師をやっているそうですが、贖罪、回帰、いろんなことを考えさせられた映画でした。
「ぜんぶ、フィデルのせい」「キミのためなら千回でも」も、いぃ映画でした。また書きます。
by cocobear-riko
| 2009-01-27 01:45
| クマたちがいる風景
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