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すべの道は、、

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ステキなムッシュがオデオンにある行列のできるというビストロに連れていってくださいました(私たちは10分待)。シェフはクリヨン(ホテル)出身ということ。クリヨンはハネムーンで泊まりました。朝食しか食べていませんが、とても美味しかったことを記憶しています。まぐろと牛ほほ肉をシェアしていただきましたが(フォトはムッシュに焦点があっているので(笑)パスです(許))、行列ができるワケがわかりました。食材(旬のお野菜とその組み合わせ方)と火の入れ方が絶品、お気に入りがまたひとつ増えました☆
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すべの道は、、_e0082110_23584632.jpg そういえば、
 禁煙法が施行されてはじめてのパリでしたが、、
 歩きタバコさんが増えた??
 ような気がするのは私だけでしょうか。。

 パリのトイレは大抵地下にありますが
 厨房の扉も洒落ていたので、携帯で一枚☆

 リュ・ドゥ・ベアルヌ(一瞬「ベア♪」と思って小躍り。笑)

 3区に存在しています。
 ヴォージュ広場の近く、広場に入る道。

 ベアルヌはソースの名前でもあるのですね。
 バターと卵黄で作る濃い温製ソース。
 今が旬の白アスパラにかけてあるオランデーズソース
 みたいなものでしょうか・・?←追記しました! 
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帰りに近くの中世美術館(只今無料開放中)とその前にある square Paul-Painleve に寄りました。ここには狼がいるのです!
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「La Louve et Romulus et Remus」
ロムルスとレムスは、ローマの建国神話に登場する、ローマの建設者で双子の兄弟です。叔父の王によってテヴェレ川に捨てられ、狼によって育てられたと伝えられています。すべの道は、パリという街も、ローマに通ず、この二人がいなかったら、母性に溢れた狼がいながったら・・・

「マダム、ボクたちの写真も撮ってよ」

ポーズを決めて待っているカルチェラタンの学生たち。撮ったふり(笑)をして、次なる目的地へと向かいました。

狼とロムルスとレムスの像は、カンボジアの中華料理店とヴァンブーの蚤の市でもあいました。ヴァンブーのそれはどちらかが欠けていたので購入を諦めましたが(重かったし;)、パリの動物たちを知るには、神話と宗教を学ぶ必要があります。それらの資料を持って南の浜辺で読書ときめこみますか(笑)。それではまた機上の人となります。いってまいります。

追記
>リュ・ドゥ・ベアルヌ
オランデーズソースとは、すなわち、ベアルヌ(風)ソースのこと。アンリ4世風とも言われているようですね。そして、ヴォージュ広場に入る主要な道路が"ベアヌル"と名づけられたことにも繋がってゆきます。以下(も)憶測ですが、、
その昔、アンリ4世は、虐殺の舞台と化したルーヴル宮を嫌って、プラス・ロワイヤル(今のヴォージュ広場)に宮殿を建設させます。アンリ4世は、美食家で有名なブルボン王朝初代の王様。そのアンリ4世の出身がベアルヌ地方(フランス南西部)だったのでした。結局、アンリ4世は、宮殿の完成を見ずして、1610年、刺客の手に倒れますが、、
通りの名前に、故郷への郷愁の想いを込めたのでしょうね。リュ・ドゥ・ベアルヌの先に、遠い故郷が見えたでしょうか。。
そのプレートをお店の片隅にさり気なく飾るあたりにも、このオデオンのビストロが、ひと味もふた味も違うことを物語っているように思います。

すべての道は、、すべての道は、母なる故郷に通ず・・
もうすぐ「母の日」ですよ~ うまくまとまりました。笑
by cocobear-riko | 2008-05-03 15:28 | 6e | Comments(0)

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