2019年 03月 29日
フランス2019春 「針の祭典」と南仏ル・カネ滞在
毎年パリで開催されるヨーロッパ最大の国際手芸見本市。マリー・クレール・イデーの Do It Yourself をテーマにした展示会【サロン クリエーション&サヴォワール・フェール】と初のコラボレーション。昨年末に引き続き、パリ10区にある日仏文化交流の場エスパスジャポンがセレクトした、日仏で活躍する日本人クリエイター11名が集結、私も日本から参加しました。
才気あふれる素晴らしいメンバーたち..触発されつつもファミリーのような存在。
yamamotoyumi – Kimono, Accessoires et Objets variétés
ChibiRu– Poupées, peluches et nounours
Atelier L’une– Collage de tissus anciens et reliure
さ、少し旅を振り返りましょ。
雨のパリもまたよし😌💕
搬入前に「bonbons parapluie」ちゃんとマドレーヌの人気スポットへ☂️✨
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ホテルをマレ地区に移動。キリンがいるホテル、私らしい🤭
さっそく近くのLa Maison Plissonまで買い出しに。道すがら思いがけず大収穫🐝💕
美しきパリのパサージュ…ギャルリー・ヴィヴィエンヌのジュソーム古書店に新作を納品✨
まず、改装中のギャルリー・ヴィヴィエンヌの壁が一部ラデュレ色(わかるかな?)になっていてビックリ!政府が勝手に決めたことらしいけど、ジュソーム古書店のフランソワさんも複雑な表情。。
今日も新作を喜んでくださり、すぐにディスプレイ。次回までに土偶とポストカードのリクエストも。心が躍る💓
ジュンク堂パリにカレンダー2019の精算へ。去年よりも成績がよく、ホントに一歩一歩😌🐾
デジュネはフランス人の友達とフレンチ&狩猟🐍レストランLe Grand Colbertでは、季節のアスパラ料理とMoules marinièreムール貝のワイン蒸し。ホントにここは何を食べても美味😋
「眞利子さん、こちらはすっかり春です。太陽に映える色が一番美しい季節、特に海の色が綺麗、早くいらっしゃいな」
南仏Le Cannes(レ・カネ)にパリから引っ越した友達からのメールに旅情を誘われ、いそいそと小さな旅へ。
彼女と出会ったのは7年前のルーヴルの職人展。広い広く展示会場で私を見つけてくださり、私がパリに行く度にお食事を共にしてくださり、パリでも素敵なご自宅にご招待してくださったり。
カンヌに到着すると、彼女とフランス人のご主人が車で迎えに来てくださり、海岸沿いをドライヴ。pin(パン 松林)の緑、青い海にうっとりと日が沈み始める頃にル・カネのご自宅へ。
ル・カネは「小さなカンヌ」と言う意味。カンヌを見下ろす丘陵地にあり、友達の家のどの窓からも地中海がみえるという素晴らしい眺望。私が中学の頃から好きなナビ派のピエール・ボナールが晩年を過ごした地でもある(当時はヴィヤールが好きだった)。その美術館は友達のお家の横という偶然!
新居もなんともクリアティブ。友達はマルチなアーティスト。そして、ご主人のご先祖さまは、ピカソやミロやボナールとも親交があり、ピカソやミロの絵も、彼女の作品と一緒にさりげなく飾られていて、そのセンスの良さにため息ばかり。。
ディネは今回もお料理好きなご主人の手作り。準備が整うまで、この日のディネをご一緒させていただくお隣の美代子さんのお宅へ。美代子さんはなんと御年94歳!!!お年を感じないお肌の色艶、物腰。折り紙は上級、センスのよいインテリア。何より私に会うのに「パリの街角動物」をお読みになられたという。。話題も多岐に渡り、友達のご主人とは映画「グリーンブック」の話題に。もちろんフランス語で。
ご主人の美味しいお料理(メインは私の大好物のヒラメ✨)とシャンパンとワイン。デセールは友達のお手製のリンゴのタルト。話は尽きず、時計を見たら22時を回り、お開きに。美代子さんをお送りしたあと、私は4階のゲストルームで熟睡zzz
朝はゆっくり、カフェオレに友達のご主人のお手製のマーマーレードをパンにのせて。手間を惜しまず作られるコンフィチュールの美味しかったこと。。
ご主人はスキーへ。私は友達と朝の散歩のあとボナール美術館へ。中学の頃からナビ派の画家が好きで、その画家が晩年を過ごした地に友達が住むことになるとは。。溢れんばかりのボナールの色、窓の外の景色と絵画が重なり合い、それぞれの時代の点と点が繋がる奇跡。。
ル・カネのミシュラン店でデジュネ。TGVの時間まで、カンヌからアンチーブへ。いつものベチアーノ(パン屋)はヴァカンス休暇だったけど、リリアンさんでショコラを持てる分だけw購入。
「日本人観光客のように走り回るのは、何も見ないのと同じよ」
友達の言葉。名言。ボナールがそうだったよう、ル・カネの楽しみ方は、散歩。次回は、ボナールがスケッチしたところを時間を気にすることなく散策したい。。
パリに戻り、ヴァンヴの蚤の市の帰りにお友達のお家で、デジュネをご相伴に預かりました。
桑さんは画家で動物彫刻家。個展前なのに図々しく押しかけてしまった。
奧さまがつくられたアルザス風パイ他の美味しかったこと~😋
Tsunehiko Kuwabara
http://www.kuwabaratsunehiko.com/fr/
ホリーベリーの新店舗holybelly19でプチデジュネをとり、19区20区巡り。ストリートアートの宝庫で大猟!
大好きなButtes-Chaumontで小休止。今日は珍しくシャンパンはないw(シャンパンは夜のランデヴの時に)
今回はストリートアート祭り。328体の思わぬ大収穫!総計4 645体になった🐾
ナビ派展@リュクサンブール美術館へ。
私が美術を好きになったキッカケのヴュイヤール、ボナールが晩年を過ごしたル・カネへのこの度の私の小さな旅、ナビ派の指導者モーリス・ドニ。
今回の旅は私の原点を思い起こさせてくれる滞在。
リュクサンブール美術館では、ナビ派の画家たちの大きな作品が展示してあり、画面の構成に重点を置くことで絵画の世界を新しくしようと試みたナビ派の特徴がよくわかり、その色合いといい、もちろんジャポニズムの影響も、またすっかり魅了されてしまった。
※ナビはヘブライ語で「預言者」
ホテルでゆっくりプチデジュネした後、久しぶりのヨガレッスン @kumikonoir
帰国前に、すっかり甘やかしていた体に「渇っ⚡️」
クミコさんから「毎日少しだけでも続けている成果はちゃんとあらわれている」と言われ今後の励みになった😌💕
ディネは気の合う食の合う話の合うパリ友ちゃんとお部屋ピクニック🎶
ホテル近くのモンソー公園へ。
モンソー公園界隈は19世紀末からブルジョワが多く住み、彼らが建てた美しい邸宅は美術館として保存。その中のひとつ Musée Cernuschi セルニュスキ美術館へ。
19世紀の銀行家、アンリ・セルニュスキ伯爵の邸宅だった建物には、彼が中国を旅して収集したコレクションが大小ところ狭しと並ぶ。日本の江戸期のコレクションも見応えがあり、酒井抱一、中村芳中、歌川国芳、横山大観などなど、とても興味深い美術館。これらが無料でみられるなんて!
モンソーではドラマの撮影現場に遭遇。1900年代前半の歴史ドラマらしい
最後の晩餐は、セーヌ河沿いの古本屋台から名前をとったGuy Savoyの系列店Les Bouquinistesへ。
スタイリッシュながらトラディショナルな好感の持てる味わい。最後の晩餐に相応しいひとときだった🥰友との会話も尽きることなく…
そうそう、今回、エステのお試し企画を目敏く見つけて16区へ。
パリでエステは初めてだったけど、まるで宇宙にいるような(宇宙にいったことないけど💦)無になれる不思議な空間。畳敷きも嬉しい。癖になりそう。
中村江里子さんのご主人の経営だと知り納得。化粧品は奥様の為に開発なさったそう💕
パリで狩猟ばかりしている私。なんて無知なんだ💦
La Maison EviDenS de Beauté(美の証し)
ラ・メゾン・エヴィドンス ドゥ ボーテ
31 rue Boissière, 75016