2017年 09月 29日
「フランス・熊本 美食の夕べ」@フランス大使館公邸
感動あらたなうちにと思いつつ、ブログでのレポートが遅れてしまいましたが・・
おととい27日、幸運にも、「フランス・熊本 美食の夕べ」にご招待いただき、フランス大使館公邸へ行ってまいりました。昨年4月に発生した熊本地震の復興支援とフランスへの観光促進をテーマにした食の交流ということで、熊本特産の食材を日仏で活躍する熊本出身のシェフがフランス料理に調理、熊本県産のスパークリングワインなどを片手に、ビュッフェスタイルのパーティを思う存分堪能いたしました。くまモン柄の西陣帯も大人気で、名だたる熊本出身の著名人の方々からもお褒めをいただき、心が躍りっぱなしでした。
フランスといえば・・そ♪我等がクマモンも、ローラン・ピック駐日フランス大使と大西熊本市長と一緒に、フランス観光大使としての役目を立派に果たしておりましたよ。私のことも覚えていてくれて大はしゃぎ、至福のひとときでした。
熊本とフランスの友好関係は長く、喜多流能楽師の狩野琇鵬氏が、エクサンプロヴァンスに能楽堂を寄贈なさったことに始まるのでした。以後、様々な交流を得て、来年は熊本で、第6回日仏自治体交流会議が開催される予定なのだとか。数年前、パリで故お家元のお能を拝見しましたが、お席は満席、言葉や文化の垣根を越えて真剣に舞台に見入るフランスの皆さんの姿に感動したことを思い出しました。写真は、狩野先生のご長男・了一氏。シテ役(主役ジャンヌ・ダルク)を好演なさいました。
そして、パリで評判のレストランのキュイジニエには熊本出身の方が多いということを、今宵の「夕べ」で再認識。セバスチャン・マルタン氏(六本木l'Atelier Joel Robuchon)、手島竜司氏(レストランPAGES)、中島豊光氏(レストランTOYO)による、熊本の食材(下記)を使って調理された日仏料理は、どれも洗練されていて驚くほど美味しく、場も和み、会場がひとつになったような気がしました。
それでも、会場の壁には熊本城の無惨な写真が並んでいて、特にこの写真・・崩れた武者返しの石垣が墓石のように見え、愕然としてしまいました。でも、熊本の復興に、たくさんの皆さんが心を寄せてくださっていることが伝わってきて、それがとても有り難く、忘れられない一日になりました。私も、大きなことは出来ませんが、出来る時に出来ることを頑張ろうと思いました。
郷里・熊本と大好きなフランスの世界は、これからも私の元気の源です。ご招待に感謝しつつ…
by cocobear-riko
| 2017-09-29 16:51
| クマたちがいる風景
|
Comments(0)