2016年 12月 15日
観音ちゃんと Noely Bear & Frieds 作品展 開幕 !
いよいよ今日からとなりました!
2016年12月16日(木)~2018年4月
「第19回 Noely Bear & Frieds 作品展」
今年も参加します!テーマ は「えん」
-巡回予定-
名古屋長久手文化の家 2016年12月 16日(木)~18日(日)
ハウステンボス テディベアキングダム 2016年12月中旬~2017年3月末
飛騨高山テディベアエコビレッジ 2017年 4月~9月末
那須テディベアミュージアム 2017年10月~2018年4月
是非、お立ち寄りください。(_ _)
今年のテーマが「えん」と聞き、すぐに、円空さんをイメージしました。奇しくも・・郷里熊本を襲った大地震により祈りの日々。。2013年 東京国立美術館で開催された「飛騨の円空展」でみた千手観音が自然と思い出され、私は 気が付けば「円空さん風 十一面千手観音熊」をつくっていました。。
一昨日は、観音さまを作らせていただいたお礼詣りに、飛騨の安房山清峯寺(あわさん せいほうじ)へ・・♡
飛騨高山に日帰りをすると言うと 夫が驚いていたけど、フランスでも日帰り派のわたし。
東京(のぞみ)→名古屋(特急ひだ)→高山(バス)→国府駅(宮川タクシー。国府マップに掲載されていた)→清峯寺
終日 冷たい雨だったけど、心はずっと温かだった。少し慌ただしかったけど、行けてよかった。。
まずは、清峯寺のお堂へ。(写真左)
清峯寺の創建は宝亀8年(777年)、天台宗の泰澄大師(たいちょうだいし)が開基。
鎌倉時代には、飛騨国屈指の大寺であったと伝えられるも、応永18年(1411年)、国司・姉小路尹綱(ただつな)と室町幕府の戦が勃発。七堂伽藍(しちどうがらん)は幕府によって焼き払われ、後に、安房山山嶺より中腹の鶴巣寺山谷に寺が再興(円空さんがこの地を訪れたのはこの頃)。
現在の地に移されたのは安政元年(1854)。一時は尼さまが住職として何代にも渡りこの寺を守ってらしたそう。現在は、地元の方々が持ち回りで守っていらっしゃいます。
この日も、現在の案内役・古田勝二さんが、風邪の治りがけでいらしたのに、上記・以下の事を、熱心に説明して下さいました。多謝・・
中でも印象的だった言葉は「わたしらは浄土真宗で、曹洞宗のこのお寺さんとは別の檀家ですが、地元ということで清峯寺と円空仏を守っているのです」
世界もこうあってほしいと願いつつ・・いよいよ円空堂の中へ。。
元禄3年(1690年) 59歳の円空さんが作仏した3体の仏像たちは、温和な微笑みで私を迎えてくれました。
※円空さんが亡くなられたのはこの5年後・・
不思議と初めて拝見したとは思えない・・
音を「観る」と書いて観音。人々の声なき声を心で観、全てを受け入れて下さる観音さま。「そのままでいいんだよ。大丈夫だと」と言って下さっているようで、私は心が楽になるのです。
左から・・
※説明はパンプレットより引用
聖観世音菩薩
いつの時代でも変わらぬ「対立」「戦乱」を憂い、怒りを込めて掘る。
木の素材は全てヒノキ。怒り・・とは思えないなんともユニークな面持ちの観音さまです。
中央の観音さま・・
十一面千手観世音菩薩
慈悲のような観音に抱かれ生きる、万民の喜びと、庶民の永遠の平穏な暮らしへの祈りを込めて掘る。
本堂にある十一面感応座像が二度に渡る災禍にあったことを知り、除災を祈って作仏したとされる。観音さまを想い観音さまを彫るとは・・円空さんらしい。
足許の地蔵菩薩は、自刻像? 開祖の泰澄大師? 岩肌も限りなく自然に彫られていて、本当に「生きている」。
布教の傍らナタでその土地の木を削り作仏した円空さん、その数12万余体(願を立てた数字。円空仏と確認されているものは5000体)!想いの深さがこの観音さまから伝わってくるよう。円空さんの作品の中で数体しかない千手観音は、とても貴重なもの・・らしい。
私も「つくらせていただき ありがとうございました」と何度も何度も手を合わせました。。
右の観音さま・・
龍頭観世音菩薩
庶民の「招福」を願い「除災」を祈って掘る。
髪の毛が逆立っているのかな?と思ったら、頭の上に龍の頭がのっている。w なんという絶妙なバランス!
横から見て更に驚く。この薄さ!
これらの三体は、昭和34年11月16日 岐阜県指定重要文化財 に認定。私は国宝でもいいと思う!
ご案内役の古田さんと。
清峯寺へのお問い合わせはコチラ
電車の時間まで少し時間があったので、飛騨牛をいただくことに。
名古屋に観音ちゃんを送るのに立ち寄った郵便局で教えていただいた「飛騨琢磨」で食べたヒレステーキは今までで一番の美味しさだった♡
2016年12月16日(木)~2018年4月
「第19回 Noely Bear & Frieds 作品展」
-巡回予定-
名古屋長久手文化の家 2016年12月 16日(木)~18日(日)
ハウステンボス テディベアキングダム 2016年12月中旬~2017年3月末
飛騨高山テディベアエコビレッジ 2017年 4月~9月末
那須テディベアミュージアム 2017年10月~2018年4月
また来年 行きましょ。♡
by cocobear-riko
| 2016-12-15 14:32
| 鶴田のイベント情報
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