2014年 01月 18日
La Boîte à Jouets
Dear Bear 目黒店で展示して下さっていたパリの街角動物のパネルのベスト5を追加しました!コメントも足して行きますが、パリの街角動物研究家の血が騒ぎまくりw。イベント期間中にまとめられなかったのが残念ですが、パネルは一部、お店のどこかに^^引き続き展示中にて、是非、パリの動物パネルを探してみてくださいね♥今回の展示をまとめたフォトブックも販売予定です。またご案内いたします。暫しお待ちを~
鶴田眞利子プチ作品展@Dear Bear 目黒店、無事に終了いたしました。期間中、たくさんのご来店をいただきまして、有難うございました。
引き続き、パリの街角動物のパネルは、数点、お店の素敵なベアやアニマルたちとコラボしてもらいます。その展示はまるで私がパリで街角動物を探すかのよう。ジョン・ライトさんやアンティークチーキーとの相性もよく、自分の写真ながら、つい見入ってしまいます。
スタッフの皆さんには、去年と今年と、ディスプレイを変えていただき、感謝感謝です。動画(再度添付)と共に少しご紹介いたしますね。の前に・・
5月7日(火)からの新宿伊勢丹Bear!Bear!Bear!での作品展のタイトルは「La Boîte à Jouets おもちゃ箱」にしました!
今年はテディベア制作20周年、干支教室もワンクール(十二支)が 揃う節目の年、Dear Bear 目黒店の展示を見ていたら「まるでオモチャ箱のよう」と思ったのでした。
これからも心のままにいろんなタイプの作品を作っていきたいと思っています。
パリの街角動物パネル♥Dear Bear 目黒店
ベスト5!
アンティークのドールハウスの壁、3世紀にローマ人がこの地に住み15世紀末に建てられた中世美術館の壁に施された"猿"パネル。言葉は要らないこの融合・・
中世美術館といえば、「貴婦人と一角獣」のタビスリー(私も干支教室ユニコーンの参考にさせていただきました)。6枚組のタピスリーは、15世紀末ごろリヨン出身のル・ヴィスト家の注文で、パリの画家が下絵を描き、ブリュッセルで制作されたもの。後にジョルジュ・サンドによってその存在が世に知れ渡った話しは有名。1883年から中世美術館で展示されるようになったようですが、建物に施されたたくさんの動物オブジェがいつ頃のものなのか・・、去年、専門家の先生方に聞いてもわからなかった。。タピスリーに織られた猿、建物に施された猿、両者の共通は、首輪をしていること。首輪は、拘束や服従を意味。"飼い慣らされている"ことには間違いないようだけど。。
hotel de Cluny 75005
古生物人類研究所の聡明そうな"ゴリラ"パネルに恋をしたマドモアゼル(*^^*)
思わず、うふふ♥ ゴリラは、知恵と力の象徴。ゴリラの他にも、ネアンデルタール人、骨が施された建物は、いかにも古生物人類研究所という様相。1883年に建立。
institut de Paleontologie Humaine 750013
サギ(コウノトリ?)が施された"鉄柵"パネルとジョン・ライトさんのアヒルとハンサ?のコウノトリに思わず「カワイイ♫」
動物が施された鉄柵はとても珍しく、洒落ています。鳥類は、人生・家族・出世を象徴。ファサードの鳥装飾は、建物の中の家族を守りたいという意思の表れ。パリの街角動物で一番多いのが鳥類というのも頷ける♥
12, avenue Elisee-Reclus 75007
ジョン・ライトさんのベアたちの背後でほくそ笑む"猫"パネル
・・なにか、なにか企んでそうな面々w。「見たな・・」と言わんばかりに、きっと夜中に"活動"しているに違いない!テディベアは可愛いだけではないのだ!
3, rue Leon-Delhomme 750015
クマには"クマ"パネル♫
パリの家具街の建物に施されたクマ彫刻。1361年、このあたりは、l'abbaye d'Ours-Champs大修道院の所有だったよう。トゥスネルの「動物情念論」によると、クマが孤独を好むのは、人間によって王座を追われたことによる怨みなのだとか(鹿島茂「人獣戯画の美術史」を参照)。"クマの小径"の入口に施されたクマも、自然を奪った人間の顔など見たくもないといった風に、建物の上に登ったっきり降りてこようとしない。
cour de l'Ours 750011
やっぱりベスト10w(ベスト5には収まりきれない~)
美術史家達が「完璧な均質性」と絶賛する"噴水"パネル。メインのショーケースの裏側ディスプレイも完璧♫
「世界の四大州」と名付けられた、私が大好きな噴水。フランスを代表するアニマリエのエマニュエル・フレミエは、ドーム型の亀の甲羅に"一宇宙"を表象。馬のように見えるのは海馬。
avenue de l'Observatoire 75006
"着ぐるみライオン"パネルと樹脂&布のフェイスでお馴染みの大塚勝俊さんの作品たち・・
・・なるほどそういう繋がりだったのかw(今頃気付く;お許しを。。)
着ぐるみライオンと思っていたのが、ある時、ヘラクレスと判明!12の功業を行ったギリシャ神話の英雄ヘラクレス。最初の冒険は、ネメアの谷の化け物ライオン退治。ヘラクレスに殺され皮を剥いでマントにされたライオンは、天にあげられ獅子座になったそう。今は守護神として、パリの19世紀の建物に掲げられている。勇気と強さの象徴のヘラクレス、私は、16区 5, rue de l'Amiral Hamelinの醤油顔(ちょっと古w)ヘラクレスが好みw
2, rue de Martignac 75001
エチカちゃんでお馴染みの造型家・大塚勝俊さんのベアたちのバックグランドには"祈り"のパネル・・
パリ16区の高級住宅街のアパルトマンの壁に施されていた羊たちと牧羊犬。これ以上、街路樹が成長してしまうと見えなくなるおそれが。。それでも、祈りは通じるはず。。まさかの大塚さんとのコラボ(勝手にw)、実はこういうことをやってみたかったので、嬉しい計らいの数々に、言葉にならないくらい、感動してしまいました。。
16, rue Chardon Lagache 750016
厳しいライオンの表情とは対照的、でも、年を重ねたチーキーと不思議にマッチしていた"獅子"パネル・・
エッフェル塔が見える大通り沿いのアパルトマンの2階のベランダに棲んでいる獅子は、片足が海に、もう片足が陸に、水と陸との両方に生きていることを表しているヴェネツィアのシンボルの獅子風(福音書記者・聖マルコのシンボルでもある。コチラでもちらっと触れています)。そして、敬愛するガブリエル・シャネルの部屋に飾られているライオン像をふと思い出しました。自らも獅子座のシャネルの言葉に共感・・
「私はライオンのように爪を使い、私を傷つけようとする人たちから身を守っています。でも、信じてください。私は爪を立てられるより、爪を立てた時のほうが傷ついているのです」
※シャネルのサイトより一部引用しました。
17, avenue de Villars 75007
レジ近くのショーケースにあったのを、猫大好きな親友が見つけてくれた"黒猫"パネル^^
とある5階建てのマンションの壁面をキャンバスに、昔のポンピエが逃げ遅れたネコちゃんを助け出すシーンが描かれています(写真は4~5階部分)。等身大で大迫力のトロンプ・ルイユは、ヴェネツィアに実在する橋pont des Soupirs(ため息)。橋の右手が牢獄になっていて、囚人達が牢獄に入る前にこの綺麗な橋の風景を見ながらため息をついたことからこの名がつけられたそう。橋から下りれなくなった自由の象徴の猫ちゃんは、無事に自由の身になれるのか!
※コチラでも紹介済
61, rue Haxo 750020
・・あぁ楽しすぎる♫こんな感じで来年のカレンダーもまとめて行きたいと思っておりまする~o(^^)/
鶴田眞利子プチ作品展@Dear Bear 目黒店、無事に終了いたしました。期間中、たくさんのご来店をいただきまして、有難うございました。
引き続き、パリの街角動物のパネルは、数点、お店の素敵なベアやアニマルたちとコラボしてもらいます。その展示はまるで私がパリで街角動物を探すかのよう。ジョン・ライトさんやアンティークチーキーとの相性もよく、自分の写真ながら、つい見入ってしまいます。
スタッフの皆さんには、去年と今年と、ディスプレイを変えていただき、感謝感謝です。動画(再度添付)と共に少しご紹介いたしますね。の前に・・
5月7日(火)からの新宿伊勢丹Bear!Bear!Bear!での作品展のタイトルは「La Boîte à Jouets おもちゃ箱」にしました!
今年はテディベア制作20周年、干支教室もワンクール(十二支)が 揃う節目の年、Dear Bear 目黒店の展示を見ていたら「まるでオモチャ箱のよう」と思ったのでした。
これからも心のままにいろんなタイプの作品を作っていきたいと思っています。
パリの街角動物パネル♥Dear Bear 目黒店
ベスト5!
アンティークのドールハウスの壁、3世紀にローマ人がこの地に住み15世紀末に建てられた中世美術館の壁に施された"猿"パネル。言葉は要らないこの融合・・
中世美術館といえば、「貴婦人と一角獣」のタビスリー(私も干支教室ユニコーンの参考にさせていただきました)。6枚組のタピスリーは、15世紀末ごろリヨン出身のル・ヴィスト家の注文で、パリの画家が下絵を描き、ブリュッセルで制作されたもの。後にジョルジュ・サンドによってその存在が世に知れ渡った話しは有名。1883年から中世美術館で展示されるようになったようですが、建物に施されたたくさんの動物オブジェがいつ頃のものなのか・・、去年、専門家の先生方に聞いてもわからなかった。。タピスリーに織られた猿、建物に施された猿、両者の共通は、首輪をしていること。首輪は、拘束や服従を意味。"飼い慣らされている"ことには間違いないようだけど。。
hotel de Cluny 75005
古生物人類研究所の聡明そうな"ゴリラ"パネルに恋をしたマドモアゼル(*^^*)
思わず、うふふ♥ ゴリラは、知恵と力の象徴。ゴリラの他にも、ネアンデルタール人、骨が施された建物は、いかにも古生物人類研究所という様相。1883年に建立。
institut de Paleontologie Humaine 750013
サギ(コウノトリ?)が施された"鉄柵"パネルとジョン・ライトさんのアヒルとハンサ?のコウノトリに思わず「カワイイ♫」
動物が施された鉄柵はとても珍しく、洒落ています。鳥類は、人生・家族・出世を象徴。ファサードの鳥装飾は、建物の中の家族を守りたいという意思の表れ。パリの街角動物で一番多いのが鳥類というのも頷ける♥
12, avenue Elisee-Reclus 75007
ジョン・ライトさんのベアたちの背後でほくそ笑む"猫"パネル
・・なにか、なにか企んでそうな面々w。「見たな・・」と言わんばかりに、きっと夜中に"活動"しているに違いない!テディベアは可愛いだけではないのだ!
3, rue Leon-Delhomme 750015
クマには"クマ"パネル♫
パリの家具街の建物に施されたクマ彫刻。1361年、このあたりは、l'abbaye d'Ours-Champs大修道院の所有だったよう。トゥスネルの「動物情念論」によると、クマが孤独を好むのは、人間によって王座を追われたことによる怨みなのだとか(鹿島茂「人獣戯画の美術史」を参照)。"クマの小径"の入口に施されたクマも、自然を奪った人間の顔など見たくもないといった風に、建物の上に登ったっきり降りてこようとしない。
cour de l'Ours 750011
やっぱりベスト10w(ベスト5には収まりきれない~)
美術史家達が「完璧な均質性」と絶賛する"噴水"パネル。メインのショーケースの裏側ディスプレイも完璧♫
「世界の四大州」と名付けられた、私が大好きな噴水。フランスを代表するアニマリエのエマニュエル・フレミエは、ドーム型の亀の甲羅に"一宇宙"を表象。馬のように見えるのは海馬。
avenue de l'Observatoire 75006
"着ぐるみライオン"パネルと樹脂&布のフェイスでお馴染みの大塚勝俊さんの作品たち・・
・・なるほどそういう繋がりだったのかw(今頃気付く;お許しを。。)
着ぐるみライオンと思っていたのが、ある時、ヘラクレスと判明!12の功業を行ったギリシャ神話の英雄ヘラクレス。最初の冒険は、ネメアの谷の化け物ライオン退治。ヘラクレスに殺され皮を剥いでマントにされたライオンは、天にあげられ獅子座になったそう。今は守護神として、パリの19世紀の建物に掲げられている。勇気と強さの象徴のヘラクレス、私は、16区 5, rue de l'Amiral Hamelinの醤油顔(ちょっと古w)ヘラクレスが好みw
2, rue de Martignac 75001
エチカちゃんでお馴染みの造型家・大塚勝俊さんのベアたちのバックグランドには"祈り"のパネル・・
パリ16区の高級住宅街のアパルトマンの壁に施されていた羊たちと牧羊犬。これ以上、街路樹が成長してしまうと見えなくなるおそれが。。それでも、祈りは通じるはず。。まさかの大塚さんとのコラボ(勝手にw)、実はこういうことをやってみたかったので、嬉しい計らいの数々に、言葉にならないくらい、感動してしまいました。。
16, rue Chardon Lagache 750016
厳しいライオンの表情とは対照的、でも、年を重ねたチーキーと不思議にマッチしていた"獅子"パネル・・
エッフェル塔が見える大通り沿いのアパルトマンの2階のベランダに棲んでいる獅子は、片足が海に、もう片足が陸に、水と陸との両方に生きていることを表しているヴェネツィアのシンボルの獅子風(福音書記者・聖マルコのシンボルでもある。コチラでもちらっと触れています)。そして、敬愛するガブリエル・シャネルの部屋に飾られているライオン像をふと思い出しました。自らも獅子座のシャネルの言葉に共感・・
「私はライオンのように爪を使い、私を傷つけようとする人たちから身を守っています。でも、信じてください。私は爪を立てられるより、爪を立てた時のほうが傷ついているのです」
※シャネルのサイトより一部引用しました。
17, avenue de Villars 75007
レジ近くのショーケースにあったのを、猫大好きな親友が見つけてくれた"黒猫"パネル^^
とある5階建てのマンションの壁面をキャンバスに、昔のポンピエが逃げ遅れたネコちゃんを助け出すシーンが描かれています(写真は4~5階部分)。等身大で大迫力のトロンプ・ルイユは、ヴェネツィアに実在する橋pont des Soupirs(ため息)。橋の右手が牢獄になっていて、囚人達が牢獄に入る前にこの綺麗な橋の風景を見ながらため息をついたことからこの名がつけられたそう。橋から下りれなくなった自由の象徴の猫ちゃんは、無事に自由の身になれるのか!
※コチラでも紹介済
61, rue Haxo 750020
・・あぁ楽しすぎる♫こんな感じで来年のカレンダーもまとめて行きたいと思っておりまする~o(^^)/
by cocobear-riko
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