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La hameau Boileau(小さな集落ボアロー)

La hameau Boileau(小さな集落ボアロー)_e0082110_0192182.jpg

この古い建物(CONSTANT LEMAIRE作 1907年)の裏手に Impasse Corneille(カラスの袋小路) と呼ばれる通りがあり、ちょこっと撮影しにこの集落にお邪魔したのですが、「ここってパリ?!」と思うくらい、静かな農村のような空間が小さく広がっていました。パリにはこういうところがたくさん点在しているのでしょうね。好きだなぁ・・


La hameau Boileau(小さな集落ボアロー)_e0082110_0315478.jpg以下、スタルクより

ボアローは、ほぼ25年間、オートゥイユに住みました。1685年、ボアローは、26 Rue des Garennes を買い、それ以後、ボアローの名前がつけられました。2階建ての小さな家にはツタが覆いつくされ、庭は現在の玄関の部分が傷んでいました。詩人は、庭師に頌歌(音楽をつけてうたった詩)を捧げました。
「アントワーヌ、私のオートゥイユの庭を管理する庭師よ」
この詩はたくさん支持されました。友達のRacineは手紙にこう書きました。
「彼は王のように幸せだ。孤独、むしろ、オートゥイユの学校)」
余談)これはかなり怪しい訳です。。意味がわかりません(苦笑)。。お手上げ~

Racineがなくなった後、ボアローはオートゥイユに顔を出さなくなります。そして、1709年、家は売りに出されます。その後、家は、Voltaire の友達Gerdon の所有になり、哲学者がよく集まるようになります。

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ニコラ・ボアロー=デプレオーは、フランスの詩人・評論家。パリ高等法院書記の子として生まれ、法律を学び1656年に弁護士となりますが、翌年父の死に会い、残された遺産で文学趣味を追う日々を送ります。サロンに出入りして、ラ・フォンテーヌ、モリエール、ラシーヌ、コルネイユらと交わり、1677年には王室史料編纂官に任ぜられます。17世紀フランスの風刺詩を得意とする詩人で、詩法において、フランス古典主義の文芸理論を確立しました。「人が天から心を授かっているのは愛するためである」の名言を残している。

「人が天から心を授かっているのは愛するためである」
あら♪ボアローさんって素敵♪笑

ジャン・ラシーヌの代表作・・「女優マルキーズ」「アンドロマック」「フェードル」(三作ともギリシャ神話を題材にしている)

ピエール・コルネイユの代表作・・「エル・シド」
※Impasse Corneille(カラスの袋小路)はCorneille(劇作家コルネイユ)に由来しているのかも?しれません。
by cocobear-riko | 2009-02-12 00:30 | 16e | Comments(0)

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by cocobear-riko
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