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Avenue Foch(フォッシュ大通り)

Avenue Foch(フォッシュ大通り)_e0082110_025248.jpg

16区、フォッシュ大通りから他の区に移動しようと思い、使用した駅がメトロ・ドーフィーヌ駅。いきなり余談ですが、ドーフィーヌ駅は、最も身近なアールヌーヴォー作品。1900年に開催されたパリ万博の時、エクトル・ギマールによって造られました。今も完全な形で残っているのはこことモンマルトルのアベル駅のみ。アールヌーヴォーはわずか10年の歴史でした。でもこの新しさは何でしょう。。いつまでも"新しい芸術"として残っていってほしいです。

ところで、このドーフィーヌですが、フランス語で"イルカ"を意味します。ドーファン(dauphin)はフランス王国の王太子の称号。正式には「ヴィエノワのドーファン」(dauphin de Viennois)といいます。イルカのオブジェはパリの街中でよく見かけます。動物オブジェの3本の指に入るほど。その昔、ヴィエンヌ伯ギー8世はイルカの紋章を用いていました。それ以後、フランス王位の相続人のみがドーファンの称号を用いるという取り決めがなされたました。英国のプリンス・オブ・ウェールズのようなものです。それはフランス革命まで続きました。イルカは王政の名残りでしょうか。


Avenue Foch(フォッシュ大通り)_e0082110_012150.jpg以下、スタルクより

エトワール広場は、マルソー通りからグラン・ダルメ通りがぶつかるパリ西部16区にあります。オスマンは、パリ大改造の際、貴族を思わせる偉大な名前がついた皇妃(アンペリトリス)通りから森にかけて、見事な幹線道路を結ぶことを決めました。現在は壊されて見ることができませんが、有名な”ローズ宮”もここに建てられていました。1875年、ボア通りになり、1922年、フォっシュ通りになりました。幹線道路は、長さ1200メートル、幅120メートルになり、公園は路肩に整備されました。
Commented by mari at 2009-02-12 00:37 x
歴史は全然詳しくないのですが、アールヌーボーの時代の建築物やスタイルは大好きです
手摺りやランプの装飾には、見とれる品が多いと思います
いつか自分の眼で見てみたいと思っております
Commented by cocobear-riko at 2009-02-12 14:25
mariさん
ん~♪mariさんがアールヌーボー好きというの、わかります。
パリはサロン・ド・テも素敵ですけど、ロンドン→パリ、ユーロスターで是非☆
これからオイルサーチャージも安くなりますし、ゼロになってゆくでしょう。
出来ることならご一緒できたらいいですねぇ。

by cocobear-riko | 2009-02-12 00:13 | 16e | Comments(2)

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