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99年前のパリ・・ CRUE DE LA SEINE

5年前の記事…
熊本の余震も心配だけど、フランスの洪水…パリも…心配。。。。。雨がやみ水がひきますように。。。。。

99年前のパリ・・ CRUE DE LA SEINE_e0082110_12322100.jpg

パリは雪ですねぇ。ストはこちらで心配するまでもなく「いつものこと」のようですが・・
フランス2の朝のニュースでは浅間山(噴火)が映っていました。今の私は杉花粉も深刻なのですが。。今年は多いよう。。とほほ

シネマ一作一言も少しずつ更新していますが、最近、鎌倉の義叔父から「鶴田家の人々」という自叙伝を送っていただいたり、これまでのお教室作品をつくったり、過去を振り返る機会に恵まれています。読書もゆっくりできたり。連載にたくさんの時間を使っていたことに今更ながら気がつきつつ・・

鹿島茂氏の「パリの秘密」を読んでいて、点と点が繋がりました。

1910年1月、パリ地方を大洪水が襲います(CRUE DE LA SEINE)1,4,5,6,7,8,12,13,15区の多くが床上浸水に見舞われ、メトロ,トラム,馬車,ガス,電気などのライフラインも麻痺状態に陥ります。「水没したパリ」はパリ市民の驚きを誘い、おびただしい数の写真が撮影されました。

ベネチアのように通りを小船で行き交う市民
セーヌの中からニョッキリと顔を出すエッフェル塔

そして、写真(ポストカード)は、メナジュリー(ジャルダン・デ・プランツ内)のシロクマ。堀も水に浸かり、腰まで水に使ったシロクマは困惑しながら助けを求めているよう。
数年前に日本で求めたポストカードですが、時代の証人になりました。大切にします。merci☆
※このポストカードは写真集にも登場しています。

後手後手に回ったパリ市当局、人々は、一か月以上も不自由な生活を強いられることになります。損害を受けた建物は二万棟以上。この教訓から数年前にルーヴルは地下所蔵品を全てベルサイユに移していますが、(忘れた頃に)やってくる、でしょうか。。
Commented by sawaya_okami at 2009-02-03 09:44
シロクマくん、北極圏から流れてきたのかと思ってビックリしました。
そうか、植物園のとこの動物園は川沿いだものね。
檻の中に閉じ込められてなくてよかったわ。

1910年の大洪水は3月まで繰り返し襲ったそうなので、
それまでこのシロクマくんは生き延びられたのかしら…

『パリ歴史地図』に洪水地図が載っています。
パリの地形がよく分かって面白いですよ。
北はサンラザール駅の真ん前まで水がきているのに、
ヴァンドーム広場やサン・ロック教会は免れているの。
ここはかつて丘だったところだものね。

いまでも雪解け水で増水しますので、
15区のフロン・ド・セーヌ仲間は、
カーヴに大切なモノは置かない(防犯上も)といいます。
わが家もカーヴはあったけど、結局使わなかったです。

2007年春にはビアンクールに住んでいる友人宅の
地下駐車場が水没しました。
危ないと思って事前に避難させたそうですが、
駐車場代がバカにならないとぼやいていました。
Commented by cocobear-riko at 2009-02-04 02:08
まさよさま、あは^^
メナジュリーには茶クマのマルタン(代々同じ名前がつけられました)の
銅像が残っていますが、シロクマの行方はわかりません、残念ながら。。

"堀"も残っていますが、当時のままでしょうね、メナジュリーのことですから。
それこそカーヴ状態、こちらから見たら地下に檻があったことになりますから
どうしようも出来なかったでしょうね。。

>『パリ歴史地図』
洪水地図まで載っているのですかぁ素晴らしい地図ですね。
そうなんですね、サンラザールまで水がきていたようですね。
それはかつてのセーヌの形だったようで、
「洪水によってセーヌが昔の姿を取り戻した!」とも言われたようです。

でも大きなニュースにならないまでも小さな洪水は起こっているのですね。。
カーヴも、、そうですか、素敵だと思っていましたが
そんな悩みがあったのですね。。知りませんでした。。

それから、おお、ビアンクールは尊敬する鹿島茂先生が
かつて住んでいらしたところです!ルノー社があったり。
でもやはり車はパリでも必需品なのでしょうね。
便利に慣れると不便なことって多いです。。

Commented by chouchou at 2009-02-06 00:08 x
こんにちは!
洪水のお話 うちは その15区で それも 一階に住んでいるので、ただ事ではございません。いつも 雨がたくさん降ると、はらはらするんです。日本から離れて、地震と台風から 解放されたと思ったら、今は 洪水です。庭があるのがうれしいのですけれど・・。そうならないことを祈るしかありませんね 
Commented by cocobear-riko at 2009-02-06 15:21
わぃ♪chouchouさん
こんにちは~

我が家なんて埋立地ですから、地震が起きたら、地中のメタンガスが反応して、 あたり一面火の海化する!と言われています;液状化ももちろんあるでしょうし。
それを心配して世田谷のご実家に引っ越した友達もいますが、あちら側も谷ですから。。

非常用袋もちゃんと用意していますが、外出先で災害に遭うかもしれないし・・
なんだかもう心配しても仕方がないですね><
chouchouさんがおっしゃるように祈るしかないです。
そして、受け入れるしかないですね、何事が起きても。

小学校の時はよく洪水警報が出て早引きしていました(熊本)。
増水した川を横目に長靴なんか役にたたない。
現在ではだいぶ危機管理が行き届いてきましたから、パリもきっと大丈夫ですよ~

by cocobear-riko | 2009-02-03 02:01 | クマたちがいる風景 | Comments(4)

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