2013年 04月 14日
Église Saint Julien le Pauvre
Teddy Bear's Club 大阪うめだ阪急店(10F)でショップ内個展中ですが
パリレポを3つupします。長いのはこれが最後です。自己満足、スッキリしました~
イベントが始まって最初の週末、また、通販も始まっていますので、毎日、
作品展へのお取り合わせ、ご予約、ありがとうございます。
引き続き、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
平成25年4月10日(水)~23日(火)
「鶴田眞利子作品展"le violet(紫)"」
Teddy Bear's Club 大阪うめだ阪急店10Fにて
出展作品はコチラ
ノートルダム寺院とほぼ同時期に建てられたサン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会。今回は、この近くのアパルトマンに宿泊したので、この教会の敷地内の広場で、プチお花見をしたりしていたのですが、その時はこの教会の存在に、気が付いていませんでした(苦笑)。ノートルダムと並ぶと、随分と可愛らしい教会、村の外れにある教会みたいです。
サン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会は、6世紀以来、数多くの礼拝堂が、守護聖人に"聖ジュリヤン"という名前を戴いてこの場所に建立されてきました。ブリウード司教の殉教者聖ジュリアンsaint julien le Martyr→ル・マンの司教だった信仰告白者聖ジュリアンsaint julien le confesseur(施しでいつも懐を空にしていたので貧者le pauvreとも言われた)→渡し守の慈善修道士聖ジュリアンsaint julien l'hospitalier→最終的に貧者聖ジュリアンle Pauvreになったのでした。
教会内の柱にはアカンサスの葉と、怪鳥(鷲)ハルピュイユが彫られています。手持ちの資料では、バシリスクもどきのシレーヌ(ギリシャ神話に出てくる人魚の姿をした海の精)と書かれてあるのですが、どう見ても、海の精には見えません。ん~資料も当てにできませぬ。。毎年、この教会では、「石の中に閉じ込められて飛べない鳥のために捧げられるコンサート」と称して、教会コンサートが開催されているとか。これはとても興味あり、行ってみたいですね。動物ミサのサン・リタ教会と合わせて、リベンジリストに追加しました。
ハルピュイユとは、口うるさい貪欲な女、を指すらしい。彼女らは三人いて、それぞれに、アエロー(疾風)、オーキュペテー(はやく飛ぶ)、ケライノー(暗黒の女)と名付けられ、暴風雲と死の化身を象徴。人間をさらって食べ、奪うことのできなかった人間のからだを排泄物で汚したそうですよ。プーヴル教会のハルピュイユたちはとてもそんなことをしそうには見えませんがw、教会の役割、悪への戒め、字が読めなかった人々へのメッセージが込められているのですね。
そして、正に、この日も、ピアノコンサートがあるとかで、教会内には入ることができなかったのですが。残念そうにしていると、神父さんが、「私は今年はじめて日本に行きます。日本が大好きです。よかったら、中へどうぞ。写真撮影もご自由に」と言って下さり、特別に通して下さったのでした。こういうことは積み重ねですね。私も、次に来る日本人の為に、撮影した写真をお見せして、丁寧に感謝の言葉を伝えました。
写真は、ノートルダムの頂辺から撮ったサン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会と、前に中世美術館で買った1550年に作られたパリの地図。実に素朴な教会ですね。現在の地図と比べてみると、やはり周りの建物や区画がだいぶ変わっているのがわかります。私がお花見をしたsquare René-Viviani はまだ存在すらしていません。あ、精巧な地図、ということが前提ですw
対岸のカフェのレジ下に貼ってあったサン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会で開催されるコンサートのチラシ。時間があったら行ってみたかったな。。きっと、この教会が好きなパリ市民がたくさんいることでしょうね。私の友達のムッシュも、この長老のマダム(教会)のことを、親しみを持って語っていた様子が印象的でした。
サン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会、私の中の一番になりました(ただし"本日"のw)。
パリレポを3つupします。長いのはこれが最後です。自己満足、スッキリしました~
イベントが始まって最初の週末、また、通販も始まっていますので、毎日、
作品展へのお取り合わせ、ご予約、ありがとうございます。
引き続き、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
平成25年4月10日(水)~23日(火)
「鶴田眞利子作品展"le violet(紫)"」
Teddy Bear's Club 大阪うめだ阪急店10Fにて
出展作品はコチラ
ノートルダム寺院とほぼ同時期に建てられたサン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会。今回は、この近くのアパルトマンに宿泊したので、この教会の敷地内の広場で、プチお花見をしたりしていたのですが、その時はこの教会の存在に、気が付いていませんでした(苦笑)。ノートルダムと並ぶと、随分と可愛らしい教会、村の外れにある教会みたいです。
サン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会は、6世紀以来、数多くの礼拝堂が、守護聖人に"聖ジュリヤン"という名前を戴いてこの場所に建立されてきました。ブリウード司教の殉教者聖ジュリアンsaint julien le Martyr→ル・マンの司教だった信仰告白者聖ジュリアンsaint julien le confesseur(施しでいつも懐を空にしていたので貧者le pauvreとも言われた)→渡し守の慈善修道士聖ジュリアンsaint julien l'hospitalier→最終的に貧者聖ジュリアンle Pauvreになったのでした。
教会内の柱にはアカンサスの葉と、怪鳥(鷲)ハルピュイユが彫られています。手持ちの資料では、バシリスクもどきのシレーヌ(ギリシャ神話に出てくる人魚の姿をした海の精)と書かれてあるのですが、どう見ても、海の精には見えません。ん~資料も当てにできませぬ。。毎年、この教会では、「石の中に閉じ込められて飛べない鳥のために捧げられるコンサート」と称して、教会コンサートが開催されているとか。これはとても興味あり、行ってみたいですね。動物ミサのサン・リタ教会と合わせて、リベンジリストに追加しました。
ハルピュイユとは、口うるさい貪欲な女、を指すらしい。彼女らは三人いて、それぞれに、アエロー(疾風)、オーキュペテー(はやく飛ぶ)、ケライノー(暗黒の女)と名付けられ、暴風雲と死の化身を象徴。人間をさらって食べ、奪うことのできなかった人間のからだを排泄物で汚したそうですよ。プーヴル教会のハルピュイユたちはとてもそんなことをしそうには見えませんがw、教会の役割、悪への戒め、字が読めなかった人々へのメッセージが込められているのですね。
そして、正に、この日も、ピアノコンサートがあるとかで、教会内には入ることができなかったのですが。残念そうにしていると、神父さんが、「私は今年はじめて日本に行きます。日本が大好きです。よかったら、中へどうぞ。写真撮影もご自由に」と言って下さり、特別に通して下さったのでした。こういうことは積み重ねですね。私も、次に来る日本人の為に、撮影した写真をお見せして、丁寧に感謝の言葉を伝えました。
写真は、ノートルダムの頂辺から撮ったサン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会と、前に中世美術館で買った1550年に作られたパリの地図。実に素朴な教会ですね。現在の地図と比べてみると、やはり周りの建物や区画がだいぶ変わっているのがわかります。私がお花見をしたsquare René-Viviani はまだ存在すらしていません。あ、精巧な地図、ということが前提ですw
対岸のカフェのレジ下に貼ってあったサン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会で開催されるコンサートのチラシ。時間があったら行ってみたかったな。。きっと、この教会が好きなパリ市民がたくさんいることでしょうね。私の友達のムッシュも、この長老のマダム(教会)のことを、親しみを持って語っていた様子が印象的でした。
サン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会、私の中の一番になりました(ただし"本日"のw)。
by cocobear-riko
| 2013-04-14 00:44
| 6e
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