セーヌとボジョレーと

e0082110_15625.jpgパリ(フランス)への憧れは父の芸術好きと岸恵子さんの存在ですが、昨日は、私をパリへと導いてくれた師匠(^^)とも言える友達と京橋と神楽坂へ

京橋ではブリジストン美術館の「セーヌの流れに沿ってー印象派と日本人画家たちの旅」をみました

セーヌ川流域を5つの地域に分け、それらを描いた印象派の作品を中心に、日本人画家たちの滞仏作も含めた、19世紀半ばから20世紀にかけての作品が展示されています。パリを東西に流れるセーヌ川は、今でもパリの絵葉書の定番ですが、川べりに広がるパリの街角の景色に限らず、その上流から下流にかけても、多くの画家たちの絵心を刺激してきました

写真のハガキは師匠である友達、デコ好きからデコ好きへのプチカドー(merci^^)蕗谷虹児「パリの散歩」(1926年)と、図録より、日本人の作品に絞り込んだ中での"今日の私の一番"ということで、荻須高徳「アンジュ河岸・パリ」(1936年)

高校の美術部の時に「近所の川」を描かされたことがありました。何が難しいって、、その構図かな、と思ったことを懐かしく思い出したのですが(巨匠の作品を前に恐れ多いことですが笑)、ヴラマンクとユトリロの影響を受けながら、同じく影響を受けた佐伯祐三とも違う、荻須高徳の描くパリの下町の情景が私の琴線に触れたのでした。荻須高徳は、シラク前大統領が「最もフランス的な日本人」と評した事でも知られています

もちろん、モネやピサロ(実はマイブーム)やドービニーは王道、日本画の手法で描かれた小野竹喬「セーヌ河岸」(1921年)、SANAAによるリニューアル化が決まり今後注目されるであろうサマリテーヌ付近を描いたアルベール・マルケ「ポン・ヌフ、夜景」(1938年)「ポン・ヌフとサマリテーヌ」(1940年)、風刺版画家オノレ・ドーミエの水辺で遊ぶパリっ子たちの普段着の姿、アンリ・マティス「エトルタ断崖」(1920年)、etc、etc、etc
友達は、若い時によく行ったというトルーヴィル風景に見入っていたようだけど、うんうん♪映画「男と女」の舞台として有名なドーヴィルのすぐ隣りの港町だもんね「好きそー」と思ったのでした^^

ところで、ブリジストン美術館といえば、常設展示を原則とし、印象派から20世紀までの絵画を多く所蔵(株式会社ブリジストン創始者・石橋正二郎コレクション)し根強い人気を誇る美術館で、約1,500点の作品を収蔵しています。昨日は絵画の他にも思いがけずブランクーシの「接吻」をみることができ、「この彫刻を見ていると恋をしたくなってくる」という、映画「モンテーニュ通りのカフェ」でのセシル・ドゥ・フランスの台詞を思い出しました。作家冥利に尽きる言葉です

と、話がすぐにそれてしまいますが(笑)、ブリジストン美術館の所蔵品をざっとあげると・・

・印象派とその周辺 
コロー、マネ、ドガ、ピサロ、シスレー、ルノワール、モネ、etc 
・印象派以後
セザンヌ、ゴーガン、ゴッホ、マティス、ピカソ、ルオー、クレー、ポロック、etc
・日本の洋画 
浅井忠、黒田清輝、藤島武二、藤田嗣治、国吉康雄、佐伯祐三、etc

こーのブリジストン美術館が企画展をやるのですからオススメですよ。所蔵美術館を見るのも面白いです。日本中からこのブリジストン美術館のこの企画の為に秀作が集まってきています。私は自粛していた図録も買ってしまいました。アトリエの本棚が図録の重みに耐えられなくなって大変なことになっているにも関わらず(苦笑)。絵画説明に添えられた当時の古葉書と現在の写真が旅情を誘います

友とはパリを一緒に歩いたことはないけれど、蛇行するセーヌ河沿いを一緒に歩いているような、いや、いつかきっとそれが現実になるような気がしながら、緩やかなひと時を過ごしました

2010年10月30日(土)〜2010年12月23日(木)
京橋・ブリジストン美術館
「セーヌの流れに沿ってー印象派と日本人画家たちの旅」
※11/30(火)より一部展示替えがある模様




e0082110_1561873.jpgそして、夜は、神楽坂ルバイヤート
ボジョレー2010と美味しい食事を堪能しました♪
※ワインは持ち込みです

シリル・アロンゾ ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール2010

フレデリック・コサール ボジョレーヴィラージュプリムール レ・ラパン2010

ジュイヤール ボジョレーヴィラージュヌーボーキュベ・ルシャピートル2010

フレデリック・コサールの一本は6,000円と記憶していたらそれはマグナムボトルだということが今判明(笑)。あぁまた友達に「信用していないから大丈夫」と言われそう(笑)。でもそれが私なのだよ(笑)

今夜もこれからボジョレー会へ〜
by cocobear-riko | 2010-11-26 15:00 | いろいろ | Comments(0)

Mariko TSURUTA, je suis créatrice d'animaux, d'ours en peluche. 動物・テディべア作家の鶴田眞利子です。いよいよ今秋「パリの街角動物」出版です。 よろしくお願いします。Tous droits reserves copyright(c)1995-2017


by cocobear-riko
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