faux blanc(偽りの白)

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faux blanc フォー・ブラン 偽りの白
「フランスの色270」より

ちょうど、クマ本でお披露目のベア(中央)の色に近いかな・・と思いました
それにしても、偽りの白とは、、いかにもフランス的というか

昨日、映画「ドミニクの歌」をみました
1960年初め、「ドミニク、ニク、ニク♪」でエルヴィス・プレスリーやビートルズと肩を並べ世界中で大ヒットした、サー・スーリー(シスター・スマイル)の物語

今も気が付いたら「ドミニク、ニク、ニク♪」を口ずさんでいます(笑)

上映後、年配のマダムが、「懐かしいわねぇ。確かペギー葉山が歌っていたわね」とおっしゃっていたけれど、それがペギー葉山かどうかは定かでないにしても、私にとっても「ドミニク」は懐メロ。でも、この陽気な歌の陰にこんな波乱万丈な物語があったなんて、知りませんでした・・

ジャニーヌ・デッケルス(サー・スーリー)は、ただ生きる意味を求めただけ、人を愛し、愛する人から愛してほしかっただけ。でも、パン屋を営む両親は優秀な男性と結婚して家業を継いでほしいと望んでいた。いつの時代も親の子を想う気持ちは同じだったりするけど、照れもあったりして、また人というのは不器用だったりして、その愛情表現は難しいところ

両親への反抗からジャニーヌは美術学校に入り、その後、ドミニコ修道院の門をたたきます。厳しい修道院生活の中、拠り所を見つけようとするジャニーヌ。「ドミニク、ニク、ニク♪」は正に天から下りてきたのでしょうね。後世に残るものとは、そういう苦しみの中から見出されるものなのでしょう

ドミニクとは、他宗派との争い時、餓えに苦しみながらも逆境と闘い、神の教えを人々に説き続けた聖職者。苦しい時には天使が現れてドミニクを助けてくれた。ジャニーヌの前にも天使は現れたように思われますが、本人がその存在に気がつかなかっただけ。ジャニーヌも教会も両親も世間も、いつの世も、人は少し欲深く飽きっぽいのだわ。でも、ただひとつの真実は、「ドミニク」という曲は、時代を経ても、人々から愛されているということ

faux blanc フォー・ブラン 偽りの白

本当の白色とは、もっとも人間らしいのは、faux blancかも・・と、映画を見終わった後、ふと"偽りの白"のことを考えていました

自由人にも聖職者にも成れなかったサー・スーリーを、セシル・ドゥ・フランスが自由奔放に演じていたのも印象的でした。映画「モンテーニュ通りのカフェ」のジェシカもよかったけど






by cocobear-riko | 2010-07-22 23:46 | 鶴田のイベント情報 | Comments(0)

Mariko TSURUTA, je suis créatrice d'animaux, d'ours en peluche. 動物・テディべア作家の鶴田眞利子です。いよいよ今秋「パリの街角動物」出版です。 よろしくお願いします。Tous droits reserves copyright(c)1995-2017


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