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la sir?ne(ラ・スィレーヌ)

セイレーンは、海の女神。ギリシャ神話では、美しい歌声で船乗りたちを魅了し、この歌声を聞いた船乗りは、岩に船を衝突させてしまうとされ、その劇的なシーンは絵画にも多く描かれていますね。「サイレン」の語源でもあります。

今夜は、テレビ初放映の「崖の上のポニョ」を家族揃って見てしまいました(笑)。さすがに成人過ぎの息子は、就活の調べ物をしながら、でしたが。絵は全て手描きということもあり、温かみがありましたね。

写真は、パリ16区。セイレーンが施されたファサードは、官能的・・

ポニョをみていたら、ポニョのママ、グランマンマーレがセイレーンと重なったのですが、ファムファタールではありませんでしたね。ポニョを見ていて物足りなさを感じたのは とっても悪 がいなかったからかな・・
初めてのおつかいを見守っているような気分だった。。

la sir?ne(ラ・スィレーヌ)_e0082110_155530.jpg

la sir?ne(ラ・スィレーヌ)_e0082110_1636.jpg

※セイレーンは、最初は、人間+鳥、後に、人間+魚になりました。
Commented by allwesen at 2010-02-06 07:12 x
ポニョですね。(笑)
次回作のほうが楽しみですが、宮崎駿ワールドですね。
絵コンテは手書きですが、彩色とか処理はコンピューターです。
独特の絵ですよね。
彫刻はすばらしいですね。人間+鳥だったのですね。
何か象徴的な意味はあるのでしょうか?
古いルネッサンス時期より前のものはそこに何らかの原型的なものが隠されていますが、このセイレーンの場合どうなのでしょう。
Commented by cocobear-riko at 2010-02-06 17:58
allwesenさん
ポニョ、彩色処理はコンピューターでしたか(ですよね^^;)
次回作ももうすぐ公開ですね

ところで、セイレーンですが、ギリシャ(神話)では鳥の体、
それ以降、ご存知、北欧人魚のルーツ(のひとつ)に姿を変えて行くよう
美しい歌声は、鳥のDNAでしょうか
死へ誘うところは、エジプトのバーを連想させます
※パリ4区のランビュトー通りには羽のはえたセイレーン(像)がいます

レイトンの「漁師とセイレーン」をご存知ですか?
http://art.pro.tok2.com/L/Leighton/Leighton.htm

この絵を見ると、セイレーンは「女性」そのものを象徴していることが
わかりますね
男を誘惑し破滅に導く女、、美しく官能的な上半身で男性を誘惑し、
でも、下半身は男性を受け入れることを拒否、触れようものなら
海底へ引き摺り込んでしまうのです、ややこしい女ですよね(笑
母なる海を母体とするセイレーンには母性も感じます
(ポニョのママ、グランマンマーレのように)

さて、このアパルトメントにはどのような方々が住んでおられるのでしょう
想像するだけでも楽しいです

by cocobear-riko | 2010-02-06 01:06 | 16e | Comments(2)

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